はーもにか吹きはかく語りき

静岡県浜松市在住ロードバイク乗りの雑記帳です 合氣道とタティングレース、音楽や読書の話も

やりたいこと?

昨日の朝のラジオで

(我が家の朝はFMラジオが時計代わりです)

高校生へのインタビューが流れまして

「やりたいことが分からない、

 (大学)受験する意味ってあるのかな?」

という高校生の弁でした。

今の子がみんなこんな感じだとは思いませんが、

考えさせられますね。

なんとなく今の風潮として

「要領のいい生き方」「ラクな生き方」をしたい、

最短距離、最小の努力でゴールに辿り着く人生が欲しい、

という考えが頭の隅にある人が多いんじゃないかと思うのです。

その証拠に、学生はより大きな安定した会社(ってあるのかな?)に入ろうとするし、

親は子供に(世間体の)良い大学に入れさせようとします。

なんとなくゲームのゴールしか見ていないように思えます。

でも人生とはそんなに単純なものではなく、

ゴールよりもむしろ過程にこそ意味がある場合が多いのです。

第一、「やりたいこと」なんて10代そこそこで見つかるはずが無いのです。

人生でつまずいたり悩んだり、笑ったり飛び上がるほど喜んだり

そんないろんなことを経験して段々と見えてくるものなのです。

だから、頭で「やりたいこと」というゴールをひねり出して

最短距離を見つけて周りを出し抜いて

自分だけうまい事辿り着こうとしてもムダ。

っていうか、そんな人生面白いと思うかい?

一昔前の「自分探し」もそうですよね。

探したって自分なんかどこにも見つからないよ。

自分は自分の経験を積み重ねた先に段々と出来上がってくるものであって

どこかに突然「ぽん」とあるわけないじゃないか。

だから若いうちは、っていうか幾つになっても

目の前の面白そうなこと、興味のあることに

どんどんチャレンジしていけばいいじゃないですか。

今の大人(親)がそういう姿を子供に見せないから

子供がなんとなく無気力になっちゃうんじゃないかな。

受験する意味?

バカタレ!!親に大学に行かせてもらえるだけ有り難いと思いなさい!!