はーもにか吹きはかく語りき

静岡県浜松市在住ロードバイク乗りの雑記帳です 合氣道とタティングレース、音楽や読書の話も

癌は治さなくていい?

ここのところ、本当に仕事が忙しんです。

今のところ残業はしていませんが、このままだと微妙です。

本当に確定申告期限までに全部終わるのか?

ま、残業してでも土日祝休みは確保な!!

どんなに忙しくても趣味を優先。それが生きがいだからw

織り姫です。

皆さまいかがお過ごしでしょうか?

さて、今日は最近読んだ本のご紹介。

癌は治さなくていい: 検診・手術・抗がん剤に頼らない癌の本

正確には「癌は治らない病気」であるという本です。

苦しい思いをして抗ガン剤などの治療をしても

数年寿命が延びるだけなら、

むしろ苦しまないで残りの時間を有意義に過ごしたほうが良いんじゃないか?

そういう視点の内容です。

本当に癌は治らない病気なのか?という点には

異論反論、様々あるでしょう。

が、自分の感覚にはぴったり合う論調でした。

以前から思っていましたが、

人間は必ず死ぬのです。いつなのかは分かりませんが

もれなくみんな、私だって死ぬんです。

苦しい治療の末、余命が50年延びました!とかなら話は別ですが、

自分は苦しい痛い思いをするより、ギリギリまで楽しんで穏やかに死にたいです。

痛みの緩和治療だけをしっかりやって欲しいです、本当に。

なぜ癌は治らないのか?なぜがん検診はムダなのか?

その辺の話はこの本を読んでみてください。

20年も前からアメリカではがん検診は行っていないそうですよ。

やってもやらなくても生存率に変わりはないことが

研究で分かったからです。

自分は子宮内膜症という病気で手術をしましたが、

これも基本的に治る病気ではありません。

子宮が活動を続ける限り進行します。

なのでレーザーで膜を焼いて、あとは薬で子宮の活動を止めているだけです。

今の医療では風邪を治す薬さえ作れないのです。

(出来たらノーベル賞ものらしいですね)

人間の生死をコントロールできると思うのは

随分傲慢なんじゃないかと、自分は思います。

自分の周り(親類や仕事関係など)で癌で亡くなられた方が何人かいますが、

皆さん、抗ガン剤などの治療に時間とお金を費やして

苦しい思いをして(治療は本当に辛いみたいです。見ていて分かる。)

不安と少しの希望に心を悩ませ、結果、数年で亡くなっています。

だったら、死が近づいているという現実を受け入れたほうが

ずっとラクに最期までを過ごせるような気がします。

そういう事を感じていたので、この本は自分の感覚に合ったのですね。