欲望は作られる
最近、改めて読み直した本がこちら。
辻信一氏の著書から自分は大変影響を受けました。
20代後半ぐらいに読んで、生き方とか人生について考えさせられましたね。
そして、また改めて読んでみたのですが、
特に「欲望は意図的に作られる」ということに深く納得をしました。
私たちが「○○が欲しいなぁ」「○○へ行きたいなぁ」などと思うとき、
それは本当に心からの自分の欲求なのでしょうか?
テレビなどのマスメディアから「そう思わされている」と思いませんか?
大企業は大金を投入してテレビCMなど流します。
そうやって声高に宣伝しないと売れない「本当は必要でもない」ものだからです。
本当はあっても無くてもどっちでもいいものを欲しがるように仕向ける。
そうやって欲望は作られているのです。
「今持っているものに不満を持たせて買わせる」のが消費社会、経済成長を支えているのならば
私たちは永遠に幸せになることは出来ません。
何かを手に入れた瞬間、もうそれは色あせてしまい
また別の「何か」を欲しくなっているのですから。
自分はテレビを観なくなって随分経ちますが、
「欲望はマスメディアによって作られる」ということを強く実感しています。
距離を置くことによって、その影響力の怖さを感じました。
「欲望は意図的に作られている」ということを
まずは知っていることが大事だと思いますね。
果たして、それは本当に自分の心からの欲求なのか?
それとも、誰か(企業)に必要だと思わされているのではないだろうか?
今一度、よーく考えてみることです。