はーもにか吹きはかく語りき

静岡県浜松市在住ロードバイク乗りの雑記帳です 合氣道とタティングレース、音楽や読書の話も

組織で働くために必要なこと

皆さま、年の瀬を忙しく過ごしていらっしゃいますか?

織り姫です。

自分は相も変わらず体調不良で、

お昼ご飯のサンドイッチを買うのと

接骨院に行く以外は家でのんびりと過ごしていました。

そんな感じで、まぁ要するに

年末らしいことは何もしていません。

ひたすら読書と昼寝です。

ほら、「医者に安静にして下さい」と言われてるので。

そんな中、「これは!」という良書を読んだのでご紹介です。

「即戦力」に頼る会社は必ずダメになる

タイトルだけ見ると「即戦力に頼ると会社はいかにダメになるかを検証した本」

みたいに思って、経営者向けの本かと思われるかもしれませんが、

そうではありません。

むしろ、「組織で働く社員が実力を付けるためには、どのような努力をすればいいか?」

を分かりやすく書いた本です。

特に、最終章の「組織の中で稼ぐ力をつけるには」は

自分がもっと若い時に読みたかった!と思う内容でした。

大雑把にいうと、自分一人だけ仕事がデキてもダメで

会社全体の実力(効率)が底上げされないと、会社全体の利益が上がらない。

よって、自分の給与も上がらないw

ではどうすればいいのかというと、

・自分の仕事の効率を上げる

・効率を上げる方法を可視化する(具体的に説明できるようにする)

・その方法を後輩等に指導して、同じように出来るところまで持って行く

これが出来る人が最も仕事がデキる「会社が必要とする人材」です。

2番目と3番目が肝でして、ただ仕事がデキるだけでは

会社全体の利益に最大限の貢献はできないわけです。

だって、他の人の効率が悪かったら、会社全体としての利益アップにはつながらないですよね?

よって、「俺って頑張ってるのに給料安くね?」っていう勘違いに陥るわけですw

そして、「歩合給」「成果主義」の会社ほど「会社全体の底上げ」が出来ないという罠に陥ります。

だって、自分の成果を同僚に横取りされたくないですからね!

誰も同僚に仕事を教えよう、なんて親切心は起こらないのです。

自分だけのノウハウにして、成果給を独り占めしようと考えます。

挙句、「君は能力があるから、管理職となって後輩を指導して欲しい」

なんて言われたら「えー、そんなの面倒くさいなぁ」となって

他の条件の良い会社に逃げられるか、独立されるかになります。

(そしてそういう人ほど、その後が上手くいかないw

 「分かりやすく教えることが出来る」というのも能力の一つです)

また、この本を読むことによって

「どういう会社が理想的な職場なのか」ということが分かるので

これから就職活動、という学生さんも読んで損はないかと思います。

書いてあることは大変まともで当たり前のことなのですが、

そういう一見地味?なことって忘れがちですよね。

年末年始、初詣や初売りセールも良いですが

ゆっくり落ち着いて読書、というのも良い過ごし方じゃないかと(^^)